おもちゃ入りの砂岩―できるのに百万年かかるという思い込み

砂岩は、接着剤によって、砂の粒が互いにくっついたものにすぎません。この場合は、炭酸カルシウム（CaCO3）という、無機質がその役割を果たしています。

あなたが海岸を散歩しているとき、砂岩の上を歩いていますが、それは、何百万年も前にできたものですか？

本当にそうですか？

そういった印象を、わたしたちはテレビや新聞から受けます。マスコミは、できるだけ古い年数を報道することを競っています。もちろんそれは、数百万年という単位のことです。

しかし、オーストラリアのブリスベンにある自宅近くの海岸を歩いていたとき、クリスとサンドラバーンズはびっくりしました。

ビクトリア·ポイントの海岸で見つけた、あるひとつの砂岩は、見た目は、ちょうど他の丸い砂岩と同じようでした。しかし、その砂岩が、ふたりに蹴られてひっくり返ったとき、子供のおもちゃが砂岩の中に入っているのが見えました。

何とびっくり！

見た目は、数百万年の間に表面がなめらかにされた、普通の砂岩のようです。しかしご覧ください。
ひっくり返してみると、現代のおもちゃの車が中に入っています。

砂岩の中身は、前にはふたりの視界には入らなかったのですが、おもちゃのミニカーだったのです。車体は、象牙色で、小さな黒いタイヤと黄色のプラスチックカバーがついていました。おもちゃの内部の仕組みが見えるところもありました。

そのような砂岩が、何百万年も昔にはなかったことは確かです。どれだけ古くても、せいぜい10年か20年でしょう。しかし、いかにも古そうにみえてしまいます。

砂岩ができるのに、数百万年もかかりません。そのための条件が整うことだけが必要なのです。

初めに、神が天と地を創造した。創世記１章１節

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